総合テーマ「ホスピタリティで解く観光施設の未来 ~SDGsを踏まえて~」
今年の総合テーマは、「ホスピタリティで解く観光施設の未来 ~SDGsを踏まえて~」です。ホスピタリティと聞くと所謂おもてなしを思い浮かべる方が多いと思いますが、ホスピタリティとは、本来、対象に対し手厚く働きかけることにより、対象との間に共創関係が生まれ、より良い価値が新たに生まれる、或いは再生されること。「ひと」に対しての他、「もの」「社会」「自然」に対しても有効な概念であるそうです。そこで、建築・構造・設備・インテリアと多岐にわたる当協会の活動を、観光を取り巻く様々な課題に対する、「もの」「社会」「自然」へのホスピタリティの発揮として体系的に整理し紹介するものです。
さらに、ホスピタリティ溢れる取り組みは、普遍性、包摂性、参画型、統合性、透明性を特徴とするSDGsの達成においても有効であるに違いないとの想いから、副題として「~SDGsを踏まえて~」を加えています。
観光を象徴するホスピタリティという概念が、より良い未来を築く力を秘めていることを感じていただければと思います。