インタビュー

株式会社プリンスホテル

購買部 次長

生田 博嗣 氏

新規取引先の開拓、これから先必要になろうものを発掘が目的です

展示会来場に関してのお立場と役割を教えてください。

ホテルの購買部として、新規取引先の開拓、これから先必要になろうものを発掘することです。現場からの情報をインプットしながら、購買部の社員皆で協議しながら商材を選んでいます。

この展示会に来場することを決める前に業務上でどんな課題を感じていましたか?

主に人手不足に課題を感じています。マンパワーをかけていたところをいかに効率よくアウトソーシングするか、機械に任せるか、を考えています。スマホ時代になって、お客様からも、もっと無人化でよいというニーズが出てきていると感じています。もちろん、ホテルのおもてなしや対人の安心感を求める方もいらっしゃるので全ての方を無人化対応できるとは考えていません。
当社の場合、施設によってターゲットとなる顧客層が異なるので、人手不足の対応は施設ごとに変わってきます。
食品については、最近は産直品を探しています。特定の農家が作る特別なものというのは掘り出し物に近いものがあります。ホテルは大量調理・大量消費のイメージがあるかもしれませんが、提供場所を選べば小ロットであっても活用することはあります。たとえば2,000席のパーティーでは使えなくても35席のレストラン・バーでは使えます。一方、ブッフェレストラン等、一日に消費する量が多いレストランがあることも事実です。食品に関しても先ほどの人手不足対応と同様、二極化していると言えます。また、食品は、為替、天候不順、世界情勢で仕入が大きく左右されます。工場野菜など天候不順対策の商材も見てみたいです

この展示会とネクストマッチング商談会を知ったきっかけは?

国際ホテル・レストラン・ショーは業界最大級の展示会なので、必ず来場するようにしています
また、当社が国際ホテル・レストラン・ショーの企画委員会に参加しているため、ネクストマッチング商談会は第一回から参加しています。

この展示会を知って来場する/ネクストマッチング商談会に参加するまでに何か躊躇すること、障害となることはありましたか? 

躊躇することはありませんでした。多くの社員が来場できるよう、毎年勤務時間を調整し対応しています。
業界最大級なので、押さえておくべき展示会と認識しています。
毎年、新規の企業、見たことが無い商材との出会いがあります。また、お付き合いのある企業のブースにも顔を見せにいきます。
若い社員には来場して名刺を渡してご挨拶することが大事であると教えています。実商談もそうですが、ブースに行って話をする経験が大事であると考えています。私も若い頃は名刺を200枚程持ってブースを回っていました。
なじみの会社には必ず顔を出すし、今まで見たことが無いブースはじっくり話をしてくるように言っています。来場する前の予習も必要です。WEB上の出展者製品検索サイトや招待状のマップと出展者一覧を活用して回るブースをマーキングしています
購買部以外もマーケティング部、品質管理部等それぞれの部署の立場で来場し、ヒントを掴みに行っています。

実際に来場/ネクストマッチング商談会に参加してみてどうでしたか?(なにが役にたっていますか?メリットは何でしたか?)

ネクストマッチング商談会は4日間商談室が用意されているのが有難いです。じっくり聞きたい、確認したいことがある場合、商談室があると良いです。また、話しをしながらもう一度現物を見に行けるのもメリットです。
様々な展示会に来場しますが、出展者の中には会ってみて予想と異なるということもあります。ホテルのことが分からずに商談を申し込んでくることもあるためです。その場合はこちら側の下調べが悪かったと思っています。国際ホテル・レストラン・ショーは歴史がある専門性の高い展示会で出展料金もそれなりにかかります。よって予習せずに商談を申し込んでくる出展者は少ないと思います。とはいえ、商談を申し込まれる際には当社のことをよく調べて臨まれると良いと思います。当社はホテル事業だけではなく、スキー事業やゴルフ事業もやっています。野球や鉄道もあります。それを知っているだけで話も広がるし、マッチングの精度も変わってきます。

今後、この展示会に来場しようと考えている方へのメッセージ

以前は消耗品、機材、食品調理器具の展示会でしたが、IoT、AI、などいろいろな分野の出展が増えてきたと感じます。
日本最大級の展示会ですので交通費や宿泊費を支払っても来場するメリットはあると思います。出展者からも招待状の配布等、積極的なお誘いがあると来場しやすいと思います

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